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第9回:見やすさと、お金の計算を確かめる日。生活防衛資金の意味も整理した【Ver0.6.18】

日々の記録

2026年10月5日 · @Hideyoshi Namba

結論から言うと、この日は新しい機能はほとんど足していません。

前回、自分で遊んで見つけた問題を、Codexにまとめて直してもらいました。画面の見やすさ、お金の計算が合っているか、そして生活防衛資金とは何なのか。地味ですが、ゲームの土台を固める大事な日でした。

まずは、画面を見ながら問題を洗い出した

最初に、前回作った開発者向けのテスト機能がちゃんと動くか確認しました。こちらは問題なし。

そのあと、実際の画面を見ながら、気になるところを一つずつ書き出しました。生活イベントの二重表示。収支の欄の文字の重なり。プレイヤーカードの見づらさ。生活防衛資金の扱い。

それをまとめてCodexに依頼し、作業用のブランチの上で修正してもらいました。本体にはまだ統合していません。

画面の修正:「比べやすさ」を優先した

主な修正は次のとおりです。

  • 生活イベントの見出しの横には、金額ではない情報だけを出す。収入・支出との重複をなくした
  • 生活イベントの収入と支出を、左右並びから上下並びに変えた
  • 「今月の収支」で、長い項目名と金額が重ならないようにした
  • 「iDeCo税負担軽減(ゲーム簡略)」は「iDeCo税負担軽減」に短くした

一番効いたのは、収支のカードの高さをそろえたことです。これまでは、項目が多い人ほどカードが縦に伸びて、プレイヤー同士を横に並べて比べにくい状態でした。そこで高さを180pxに固定し、入りきらない分はカードの中でスクロールする形にしました。

状態を表すタグも、常に表示するように変えました。該当しないときはグレー、起きているときは色付き。出たり消えたりしないので、画面がガタガタ動かなくなりました。

プレイヤーカードは、「資産・負債」と「毎月のお金」の2つに整理しました。項目名は左、金額は右にそろえています。家計簿や明細と同じ並びなので、数字を縦に追いやすくなりました。

こういう修正は一つひとつは地味です。ただ、「4人のお金の状況を並べて比べる」というこのゲームの楽しみ方に、直接効いてきます。

給料は二重に入っていなかった

前回、一番気になっていたのがこれです。画面に「給与(額面)」と「手取り収入」が両方出ていて、現金に二重で入っているのではないか。

もしそうなら、これまでのテスト結果が全部崩れます。みんな実際よりお金持ちになっていることになるからです。

確認した結果、二重計上はありませんでした。現金に入るのは手取りだけで、額面は参考として表示しているだけでした。

テストのケースでも、計算はこうきっちり合っています。

給与(額面)        300,000円
社会保険・雇用保険     −45,300円
所得税・住民税       −27,000円
手取り           227,700円

利息・臨時収入・税軽減   +7,217円
固定費・返済      −160,800円
積立・防衛資金への振替  −42,000円

現金の増減        +32,117円

額面30万円でも、手取りは約22.8万円。そこから固定費や積立を引くと、手元に残るのは3万円ほど。この数字の流れそのものが、実は一番のお金の勉強かもしれません。

不安なところを「たぶん大丈夫」で放置せず、数字で確かめる。問題がなかったとしても、確かめたことに意味がありました。

生活防衛資金は、勝手に使わない

この日の一番大きな変更は、生活防衛資金のルールです。

これまでは、現金が足りなくなると、生活防衛資金から自動で取り崩す動きがありました。でも、それではただの「予備の財布」です。特別に分けておく意味がありません。

そこで、自動で取り崩す動きをやめました。生活防衛資金は、買い物にも、投資にも、普段の不足分の穴埋めにも、自動では使いません。

現実でも同じです。生活防衛資金がなんとなく減っていく一番の原因は、「ちょっと足りないから」と普段の支出に使ってしまうことです。ゲームの中でも、そこにははっきり線を引きました。

あわせて、「自由に使えるお金」の定義もはっきりさせました。

自由資金 = 手取り収入 − 固定費 − ローンなどの返済

NISAの積立や生活防衛資金への振替は、この計算には含めません。積立や備えは、「余ったらやるもの」ではなく、「先に分けておくもの」という扱いです。

自動テストも、全部通った

修正のあと、Codexが自動テストを回しました。前回の項目に加えて、人間4人でのプレイ、お金の計算の整合性、生活防衛資金と現金がきちんと分かれているかも確認しています。

結果は、すべて成功でした。

ただし、前回学んだとおり、自動テストが通ったことは「動く」という意味でしかありません。スクロールの感じ、長い状態名の見え方、文字の読みやすさ。このあたりは、これから自分の目で確かめます。

この日を振り返って

機能を足す日は楽しいです。一方で、この日のように「見やすさ」と「計算が合っているか」を確かめる日は、地味で完成品も変わって見えません。

それでも、お金を学ぶゲームでお金の計算が間違っていたら、元も子もありません。生活防衛資金のルールも同じです。ゲームの中で意味が曖昧だと、遊んだ人にも曖昧なまま伝わってしまいます。

この日は、Ver0.6.18を「機能が動く」だけでなく、「見やすく、計算が正しく、お金の意味が正しく伝わる」ところまで整えた日でした。

次は、自分の目で画面を確認して、問題がなければ本体に統合してVer0.6.18を確定させます。

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